2019/7/13 日本音楽学会西日本支部の定例研究会に登壇

日本音楽学会西日本支部の研究発表会の討論者を務めます(非会員ですが)。
日本音楽学会はずいぶん前に東京でお誘いいただいてシンポジウムで登壇したっきりですので
緊張しますが、頑張ります。

■日本音楽学会西日本支部 第46回(通算397回)定例研究会
日時: 2019年7月13日(土)14:00-
会場:九州大学大橋キャンパス3号館321教室
アクセス:西鉄「大橋」駅下車 (詳細・地図は、
ホームページ http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ohashi/ をご参照ください)
定例研究会担当:西田紘子(九州大学)
司 会:松田聡(大分大学)、矢向正人(九州大学)
内  容:
〈研究発表〉
大久保真利子(九州大学総合研究博物館)
出口実紀(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター)
「1930~40年代の日本における民謡の調査と録音  ―国際文化振興会レコードの特徴を中心に―」
本発表は、国際文化振興会(KBS)が諸外国に日本音楽を紹介するという目的で制作したSPレコード集『日本音楽集』(全5巻、SPレコード60枚)に収められた俚謡(民謡)の特徴を明らかにするものである。1944年に完成した『日本音楽集』における俚謡部分の制 作においては、同レコード集の編集委員のひとりであった町田佳聲(三味線音楽や民謡の研究家、1888-1981)が主導的役割を担ったとされている。そこでまずは、町田が1930年前後からおこなった民謡調査の概要と録音について整理する。そのうえで『日本音楽集』に収録された俚謡(SPレコード12枚、47曲)の曲目、演奏者、録音状態などの分析を通して特徴を導き出す。
〈ラウンドテーブル〉
「音楽・日常・メディア」
本ラウンドテーブルでは、創作実践に関する2つの報告を通して、さまざまなメディアおよびメディア同士の関係を通して発見されうる、日常にひそむ音楽の表現可能性について検討を行う。1つ目は、「折り紙」に含まれる数的パラメータを音楽上の数的パラメー タと対応付け、折り紙を音楽へと変換する方法を探ることで、折り紙を媒体とした音楽の可聴化表現について報告し、「折り紙音楽」特有の特徴抽出を行う。2つ目は、フレキシブル素材による声道模型と電気式人工咽頭を用いた「声」の自作楽器のための作品で、合成音声のみで構成された「ゔぉかりーず(未)」について報告し、声の未開拓の領域を音 楽的側面から探求する。両発表に関するディスカッションを通して、新たなメディアを通して発見可能な音楽表現に向けた課題を展望することを狙いとする。
◎報告者:清水久見・西田紘子(九州大学) 吉村帆生・城一裕(九州大学)
◎討論者:長津結一郎(九州大学、非会員)
◎進行 :矢向正人(九州大学)

https://rcjtm.kcua.ac.jp/pub/msj/#0713

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