190624(月)
午前。健康診断。今年は血液検査をパスしてもよい年のようなので、他の先生方を追い越してさくさく進む。身長が2cm伸びていた。戻った後、もろもろ事務作業。午後、大学院受験に向けた面談、授業。夜は受託研究の打ち上げ兼学生さんの就職祝い。福岡の新鮮なお刺身を久々に食べる。
190625(火)
午前、I先生に統計処理などについて教えをいただく。この大学に来てよかったなと思うのはこういう時。その後ソーシャルアートラボで進捗をもろもろ確認するミーティング。7月15日のフォーラムは着々と申し込みが入っている様子。8月に予定している奥八女芸農学校のチラシの文章などに頭を悩ませる。午後、ピアノの授業。折り返しはすぎ、7月の試験=発表会に向け、着々といっている学生と、そうでない学生と。それぞれに激励。その後ソーシャルアートラボに戻り、チラシ文言をなんとか片付ける。夜は某原稿とにらめっこしてなんとか送り出す(査読なし、8月に公表予定)。
190626(水)
午前、学科の会議と新コース(未来構想デザインコース)の会議。自分の担当業務はなんとかいろいろな人から意見をいただけたので進めていこうという気になる。午後、ソーシャルアートラボでもろもろ作業、大学院受験に向けた面談、その後読み物案件に手を掛けるも、前日の某原稿業務が尾を引き疲れており早々に退散。
190627(木)
午前、スカイプにて大阪・東京をつないだミーティング。Macbook Proがずーっとファンが回っているからか、他の人の声はクリアに聞こえるのに私の声が届かない現象が。手話通訳をはさんで参加している方から「長津くんも手話で話してくれたらいいのに」と言われる。手話学習は道半ば。午後、ソーシャルアートラボにちらっと寄ったあと、学生面談。ゼミは修士学生の研究進捗報告。おととい閃いたという新しい研究の切り口についてみんなでディスカッション。音楽を通じた人と人とのコミュニケーションがテーマ(ざっくりいうと)。それぞれの人がもっている音楽のコンテクストによって見つけられるポイントが違うよねー、とか、コミュニケーション不全に陥るパターンを知ることと、その不全から生まれる新たな表現の様相を丁寧に見ていくと面白そうだよねー、など、いろんな話が出る。いいゼミになってきた気がする。その後授業をはさんで、夜はNPO法人ニコちゃんの会の年次報告に掲載されるインタビューの収録。終わり頃にはもうへろへろ。おそらく秋頃に公開と思われます。
190628(金)
午前遅めに出勤。ソーシャルアートラボで少し事務仕事をしたほかは、夕方まで某原稿に首っぴき、文字通り首がぴきぴき。夕方に面談1本のあと、O研究室の先生・学生と情報交換の会をしてみる。私も含め研究室の学生が複数、行動分析について取り扱っているのだけれど、やればやるほど謎が深まるので、ひょんなご縁から情報交換。行動分析の手法や目的は異なれど、話すほど悩みの共通性が見えてきて、定期的にやっていきたいなあという感じになる。交流会も楽しかったです。O研究室のみなさんありがとうございました!次回も楽しみ。
190629(土)
この週末は休日扱いですが、兼業関連で出張。まずは大阪に立ち寄り、G20の厳戒警備の伊丹空港経由で、野村誠さん、佐久間新さん、砂連尾理さんによる公演を見る。
2部構成になっていて、1部はおもに3人と、日本センチュリー交響楽団の楽団員2人(ヴァイオリンとクラリネット)による演奏。2部は香港の巨大障害者福祉施設のアート活動 i-dArtのみなさんと、奈良のたんぽぽの家のみなさんが大勢出演し、何人かずつでショートピースを次々と披露。野村誠さんに先週会った時に、「ノムラとジャレオとサクマの」というふうに冠をつけることにどんな意味があるのか、という話になったことを、あのあと折に触れ考えていた。今回の公演を見て、それぞれ出てくる人たちがやることが、間違いでも、問題行動でも、そこにあらわれるような仕掛けをつくるための「責任者」として名前を出しているという考えだな、と改めて思い至る。1部でやっていたプロのアーティストによる即興的なパフォーマンスは、あくまで2部のさまざまな『問題行動』に向けた露払いのようなものだったなあ、と。いろいろと他の事例を考えるにつけ参考になる。終演後、さまざまな旧知の方々が集まっていたのでごあいさつをして、西成のココルーム(こえとことばとこころの部屋)に宿泊。ここでもばったりといろいろな出会いがあり楽しみつつ、体力温存で早々に就寝。
190630(日)
早朝に東京へ移動。下北沢で劇団山の手事情社「過妄女」観劇。午前11時開演(〜12時半すぎ終演)というスケジュールなのに超満員で驚き。長いかなーと思っていたがばっちり見入る。そそくさと退散。午後、東京大学駒場リサーチキャンパスへ。シンポジウム「アートにおける境界を考える」登壇。事前打ち合わせというのは内容の打ち合わせかと思いきや、手話通訳や情報保障体制の打ち合わせ。私のプレゼンの中で翻訳しづらい言葉がないかなどあわててチェック。いままで「長津」と思っていた手話は「ねばねば津」であったことが判明して少々恥ずかしい。シンポジウム自体は、当事者研究や東大の取り組みについて学ぶこと非常に多し。熊谷先生がアーレントの「現われの空間」の概念を使って議論していたのが、私の最近していた議論とも接点が多かったので、つい研究的な話が多めのディスカッションになってしまった。どこまで話題提供や議論に貢献できたかわかりませんが、持っていった書籍類はすべてみなさまの手にわたったので、ある程度は手応えを感じてもいいのかなと思いつつ。終了後の情報交換会では久々の名刺交換ラッシュで心地よい疲労。新潟のKさんと駅まで帰り、世田谷のHさんに夕食に付き合ってもらう。
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