研究室の方針
研究テーマを、アートマネジメントや文化環境についての質的研究としています。また、質的社会調査法を用いつつ、量的データと組み合わせた研究も可能です。課題例は以下のとおりです。
- • 音楽や舞台芸術のワークショップ等に関する研究(ワークショップ、コミュニティ音楽、アウトリーチ等)
- • 音楽や舞台芸術に関する非言語コミュニケーションに関する研究(相互行為分析、エスノメソドロジー等)
- • 音楽や舞台芸術に関する質的研究法を用いた研究(インタビュー、フィールドワーク、SCATなど)
- • 芸術分野における推進・支援機関に関する研究(アートNPO、助成財団等)
- • 障害やマイノリティなどの社会的排除の課題に対する音楽活動や芸術活動についての研究(社会的包摂、アール・ブリュット、アウトサイダー・アート等)
自分の当事者意識や問題意識から立ち上がる研究テーマをもとにして、議論しながら進めていく研究のスタイルを基本にしています。また、関心に応じて、研究室やソーシャルアートラボで行なっている活動にともに参画していただきながら、一緒に考える研究も多く行なっています。
研究室に入ることを希望される方は
新学部4年(未来構想デザインコース)のみなさんは、可能な限り事前に面談のアポイントを取ってください。
大学院への入学希望者、研究生としての受け入れ希望者は、事前に(遅くとも募集〆切の2週間前までに)教員と連絡をとってください。その際には、用件を記した本文以外に、以下のものを添付してください。
1)研究計画書
2)履歴書・業績書(書式自由)
3)これまでに書いた研究論文、レポートなど
募集〆切や詳細については、大学の公式ページをご覧ください。
メンバー:2022年度
博士後期課程
謝 雪こう
高石 萌生
萩原 昌子
修士課程
堤 明穂
仁比 峻輔
杉浦 夏帆乃
小田口 桜子
辻井 宏樹
郭 喩婷
学部4年
福田 幸人
宮嵜 陽大
事務補佐員
山本 哲子
鈴木 和恵
卒業生
2022年度
赤星 蓮(修論:性の多様性に関する研修の実践者に期待されること―20代の当事者が抱える困難やニーズを踏まえて―)
佐々木 奏(修論:地域において個人の主体性獲得を促す文化事業のプラットフォームづくり -つなぎ美術館の事例からの考察-)
玉手 涼介(卒論:ストリートダンサーの振る舞いとコミュニケーション -公開セッションにおけるダンサーの交代に着目して)
辻井 宏樹(卒論:ハウスダンスのレッスンにおける指導パターンと発言に関する分析)
2021年度
松本 孝哉(修論:クラシック音楽の演奏会のマナー・ルールに関する考察 -演奏会を包摂的な環境にするために)
劉 麗莉(修論:中国の深センでの文化芸術振興に向けた文化政策の役割と課題についての研究 –深セン華僑城文化創意園を事例に)
曽我 香菜子(卒論:「没頭」と「距離化」の間で揺れ動くジャニーズファンの「勝手な」ジレンマ ー「担降り」から見るジャニーズファン活動の実態)
仁比 峻輔(卒論:ごはんに合う音楽の研究に向けた試論:食事環境にBGMが与える影響に関する質的研究)
2020年度
青木 卓斗(卒論:遠隔楽器指導の課題と提案―対面指導との相互行為の比較を通して―)
日下部 俊(卒論:ターンテーブリストの演奏表現に対する聴衆の評価に関する研究)
小松 駿斗(卒論:人はオンラインでどのように表現活動を行いうるか─遠隔で行われたダンスパフォーマンスの分析─)
2019年度
藤原 健司(修論:ジャズ演奏時における非言語コミュニケーション:演奏者間の視覚的コミュニケーションに着目して)
吉田 俊太(卒論:ファッションショーにおける音楽のリズムとモデルの歩行リズムの関係)
2018年度
藪林 宏太(卒論:「場」としての音楽フェス -cocono fest.を事例に-)
松本 孝哉(卒論:複数人で演奏する場面におけるタイミングが合うことを巡る相互行為分析)
2017年度
藤原 健司(卒論:共同創作におけるグループの意思決定:音楽ワークショップを事例に)