鳥取大学「インクルージョンを考える連続講座」に登壇します

お知らせ

鳥取大学が主催する「社会的包摂を具現化させるアートマネジメント人材育成事業」に登壇することになりました。現在参加者募集中とのことです。以下詳細です。

「インクルージョンを考える連続講座」

文化芸術による社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)を理念としてだけではなく、一人ひとりの気づきによって実現の可能性が拓かれていくことを目指す連続講座です。講師陣は日々それぞれの現場で、積極的なアートの実践を行っています。講座での対話を通して、彼らを支えている考え方を学び、私たちができることを一緒に考えます。

7月16日(土)14:00-16:00

「東京2020オリパラの経験から」

栗栖良依 (認定NPO法人スローレーベル理事長、東京2020パラリンピック開閉会式ステージアドバイザー)

東京パラリンピック開会式では、その舞台に立つことで「自分を変えたい」「社会を変えたい」と願う障害のある人が全国にいるに違いない、という栗栖さんの想いから出演者オーディションの開催とアクセシビリティの確保が実現しました。2010年に自身が障害者となった栗栖さんに、アートがもたらすものは何かを伺います。

7月30日(土)14:00-16:00

「あなたとわたしの”ちがい”から考えるアートマネジメント」

長津結一郎 (九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)

「障害/健常」「マイノリティ/マジョリティ」などの境界線について考えるワークショップを各地で展開中。関係を築き直して両者が新たな価値の創出や芸術観、障害観等の変容を起こす「共犯性」が必要だという長津さんのお話を聴きながら、境界について考えてみまし

ょう。

9月3日(土)14:00-16:00

「“表現未満、”という視点」
久保田翠 (認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ理事長)

誰かが熱心に取り組んでいる行為を「とるに足らない」「役に立たない」とするのではなく、その人固有の「表現」としてとらえると、いままでとは違うその人のあり方が見えてきます。これらを「表現未満、」と命名し、大切にしていく文化を育てる活動を行っている久保田さんと「あるがまま」について一緒に考えてみませんか。

10月1日(土)14:00-16:00

「“わからなさ”を楽しむ」

中野厚志 (ぬかつくるとこ代表) 

丹正和臣 (ぬかつくるとこアートディレクター)

ぬかつくるとこは2020年度から「なんでそんなんプロジェクト」を開始しました。他者の行為から生まれる「よくわからないもの」を排除するのではなく、無理にわかろうとするのでもなく、背景にあるものを探ってみようと呼びかけています。毎日をおもしろがってみるヒントを、一緒に見つけてみませんか。

会 場|オンライン(zoomウェビナー)

定 員|各回100名(先着順)

料 金|無料

申 込|下記URLの入力フォームよりお申込みください。

「アートで感じるインクルージョン・ダイバーシティ」予約フォーム
こちらは「インクルージョンを考える連続講座」「オープンカレッジ in アート」の参加予約フォームです。 事業概要(PDF)→ ・送信完了すると、自動返信の「確認メール」が届きます。届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認いただくか、または入力いただいたメールアドレスに誤りがある可能性があります ・申し込み後に内容...

お問い合わせ|

アートで感じるインクルージョン・ダイバーシティ事務局(野口)

am2022tottori@gmail.com

講師プロフィール

栗栖良依

さまざまな分野のアーティストと共に、対話や協働のプロセスで社会変革を試みるアートプロジェクトを手掛ける。2010年に骨肉腫を患い障害福祉の世界に出会う。翌年、SLOW LABEL設立。2014年ヨコハマ・パラトリエンナーレ開催をきっかけに舞台制作やイベントにおけるアクセシビリティの研究開発に取り組む。現在、世界75ヶ国で実践されているソーシャルサーカスを国内に普及する活動に取り組む。

長津結一郎

多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏する研究者。専門はアーツ・マネジメント、文化政策。障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なっているほか、音楽実技やワークショップに関する教育、演劇・ダンス分野のマネジメントやプロデュースにも関わる。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(単著。九州大学出版会、2018年)など。

中野厚志

15年間岡山県内の障がい者支援施設に勤務。その頃から障がいを持った人たちから生み出される数々のモノたちに衝撃を受ける。2013年12月、仲間とともに岡山県都窪郡早島町の築100年以上の蔵を改装した建物で生活介護事業所「ぬか つくるとこ」を開所。 2018年3月より小学生から高校生が通う「アトリエぬかごっこ」を開所。 アートを一つの媒体として、個々の個性や特性をうま味に変化すべく、現在発酵中。 

丹正和臣

ぬかアートディレクター。1983年奈良生まれ。岡山県在住。大学で美術を学んだ後、2011年よりフリーのデザイナーとして活動。通所施設の美術講師として5年関わる。「生活介護事業所 ぬか つくるとこ」の立ち上げメンバーとして2013年より勤務。コンセプトワーク、デザインワークを担当しており、2020年度よりスタートした「なんでそんなんプロジェクト」の企画にも関わる。

久保田翠

東京藝術大学大学院美術研究科修了後、環境デザインの仕事に従事。長男の出産をきっかけに、2000年にクリエイティブサポートレッツ設立。2010年障害福祉サービス事業所アルス・ノヴァスタート。2018年たけし文化センター連尺町を開所。2017年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2022年度静岡県文化奨励賞受賞。



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文化庁 令和4年度大学における文化芸術推進事業

社会的包摂を具現化させるアートマネジメント人材育成事業

アートで感じるインクルージョン・ダイバーシティ

近年、「インクルージョン」「ダイバーシティ」という言葉がよく使われるようになりました。社会的格差が拡大している状況に違和感を抱き、ちがいを認めあい、一人ひとりの存在を大切にできる社会の実現をめざそうとする人々が増えているからかもしれません。この事業では、表現活動を通じて多様な人々と出会い、交流することによって新たな視点を発見しようとする方々を講師に招きます。“アート”の語源には「技、技術」という意味があります。各講師の日々の実践は、異なる価値観を起点に、さまざまなコミュニケーションをとりながら新たな視点を発見していくための技術を発揮する現場です。各講師の“アート”に触れるとともに、参加者自身の“アート”を磨き、インクルージョンやダイバーシティを体感することをめざします。

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